僕の手のヒラ
「沙織〜〜!!ソーダでよかったあ??って沙織??!」



沙織は




飛び降りようとしていた。




「沙織??馬鹿なことはやめなよ??」


「ルリ、生きるって、何??………今まで、ありがと」



「沙織??!」



私は沙織の方へ




走った。





でも、





遅かった。




沙織は





天国へ





羽ばたいた。








自分を身代わりに







私を助け、






自分で傷つき、






私は何も出来なかったのに、








沙織は何も言わずに。



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