僕の手のヒラ

浮気

職員室まで歩いてた時、


中田先生が見えた。


先生は足音に気付いたのか、


後ろを振り向いた。


「どうしたんですか暗い顔して」


え、私暗い顔してた??



「え…っと」


「ここでは言いにくいですか??なら夜食べに行きましょう」


「はい……ってええっ!!」


ご飯??二人で??


「嫌ですか??」


「いやなわけ…ないですよ!!」


そのあと……きゃー!!☆☆


「ありがとうございます、ではお互い仕事が片付いたら」



そういうと中田先生は職員室に帰っていった。



ドキドキ。



バクバク。




ゴメンね、彼。


やっぱり



嘘は




嘘だったよ。




ゴメンね。




中田先生のこと見ると




ドキドキしちゃうんだもん。
< 6 / 20 >

この作品をシェア

pagetop