僕の手のヒラ
ついに仕事が終わった。


「何処行きます??」


「お任せで!!」


そんな会話をしながら


車は進んでいく。



「じゃあ僕のよく行く場所で」


着いたのは……



古い屋台のおでんやさんだった。



「ここ、美味しいんですよ」


と言いながら、

嬉しそうに屋台に入っていった。



「おじいちゃん!!一応一通り全部!!」


彼はなれたように言う。


「はいよ」



彼との始まり。




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