貴方と私の秘密の関係
どうして?


そんなことを思っているうちに、グイグイと手を引っ張られ、

いつの間にか人通りの少ないところまで来てしまっていた。


ヤダ…誰か…来てよ…助けて…。


いくらそう願ったって誰も助けに来てくれるわけなんかないのに…。


もうヤダ…、本当に泣きそうだよ………。


更に進み、路地裏に連れて行かれそうになったとき、私たちに声が掛かった。


「お前ら、何してんの?」


えっ…この声って…。


「はぁ?お前には関係ねぇーだろ。そこ退けよ」


「あるから言ってんだろ」


「「は?」」
「(えっ?)」

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