貴方と私の秘密の関係
そう言われ、そっと目を開けると…、

目の前にはいつも私に見せてくれるあの優しい笑顔をした先生がにいた。


「大丈夫か?」


「は、はい。…あの…、あの人たちは…?」


「えっ、あっ、あぁ…。あいつらは……」


と何故か口篭(くちごも)ってしまった。


「?」


不思議に思って先生が戻って来たっぽい方向を見てみると…、

あの男の人たちが倒れていた。


これって……もしかして先生が?


とチラッと先生の方を見た。


「…」


それに気付いたのか気付いていないのかわからないけど、それでも先生は無言。

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