貴方と私の秘密の関係
浩ちゃん、凄い過保護で絶対に私を1人で帰らせないようにしている。


どうしてもムリなときは、すっごい謝ってるもん。


そこまでしてくれなくてもいいのにっていっつも思うんだよね~。


「(久しぶりに1人…、夜は少し怖いけどしょうがないよね…)」


そう思って、意を決して外に出ると…――――。


「えっ!?(あれ?嘘…)」


「舞凛」


「か、和くん!?何で…」


そう、そこには和くんの姿が。


「お前を待ってた。浩介、今日もムリなんだろ?」


「う、うん…(知ってたんだ…。まぁ、そうだよね。

浩ちゃん、自分がムリな日は、絶対に和くんに頼むもんね)」


「送ってく。帰ろうぜ」

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