貴方と私の秘密の関係
何でかわからないけど、今、一瞬何かが頭の中を過(よぎ)ったの…。


それに関係してる気がする…。


「舞凜…」


「やっ!!触らないで!!」


いつの間にかそんな言葉を発してた。


「(!?私、今何て…)あっ……、…ごめんなさい」


それだけ言って、私は駆け出した。


何だか今は一緒にいたくなかったの…。


体の震えが止まらない…どうして?


「舞凜!!」


そう後ろで和くんが叫んでたけど、振り向くことも出来ず、

立ち止まることも出来なかった…。


本当に怖かった…。


怖かったの……。

< 151 / 333 >

この作品をシェア

pagetop