貴方と私の秘密の関係
だって、もう3週間くらいずっと避けてたから…。


目も合わせず、話もしなかった。


だから、少しそう感じたんだけど、やっぱり動揺は隠せなかった。


それを感じ取ったのか、少し言いにくそうに、私に話し掛けて来た。


「…わかんないとこ、あったのか」


「う、うん…」


「どれ、見せて」


そう言って、横に座り、教えてくれた。


避けちゃってごめんね…、だけどもう少し待って。


そうしたら、元通りになるから。


だから、それまでごめんね…。



そんなことを思いながら、私は和くんの説明を聞いていた。

< 164 / 333 >

この作品をシェア

pagetop