貴方と私の秘密の関係
そうしっかり返事すると、ポンポンポンといつものようにしてくれた。


「(あっ…、和くん…)」


そう私は、瞬間的に思い出した。


これは、いつもの和くんの癖だから…。


「ねぇ、浩ちゃん」


「ん?」


「さっき聞いたこと、答えて?」


「(!!)あっ、あぁ…和哉の、こと…な」


「うん。浩ちゃん、隠さないで言って」


「……。和哉な…?」


「うん」


「塾、辞めたんだ」

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