貴方と私の秘密の関係
[浩介side]


帰ろうと声を帰ると、舞凛は俺の袖を引っ張り、フルフルと首を横に振った。


「やだ…。帰りたくない…っ」


そう今にも消えそうな声で言った。


「しょうがねぇーな。じゃぁ、今日は俺の家に来い。

おばさんたちには上手く言っとくから」


そう言うと、舞凛はコクンと頷いた。


「じゃぁ、今電話するから。早めにした方がいいだろ?」


「…ぅん」


舞凛が返事をすると、俺は直ぐに電話を掛けた。



♪~  ♪~  ♪~



「はい、久米田です」

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