貴方と私の秘密の関係
*和哉の気持ち
[和哉side]


久しぶりに浩介から連絡が来て、2人で飲みに行くことになった。


会うのは本当に久しぶりで、少し懐かしく感じた。


メールのやり取りは結構してるんだけどな。


「悪ぃ、待たせたな」


「いや、構わない。で、どうしたんだよ?」


「あぁ、実は舞凛からお前宛に手紙を預かってたから渡そうと思ってさ」


゛舞凛″と名前が出され、胸がドクン…と高鳴るのを感じた。


「舞凛、から…?」


「あぁ。これだよ」


そう言って、手渡された便箋。


クローバーの絵が入っていて、少しシンプルな感じの便箋…舞凛らしくて、

顔が綻ぶのがわかった。

< 272 / 333 >

この作品をシェア

pagetop