貴方と私の秘密の関係
「なぁ、浩介。お前に聞きたいことあんだけど」



飲んでいる途中、和哉がそう切り出した。



「…舞凛のこと?」


「あっ、あぁ…(何でわか)」


「何でわかったかって?お前、顔に出やすいもんな」


「マジ?」


「あぁ。で、舞凛とどういう関係かって聞きたいんだろ」


「…あぁ」


「俺らは幼なじみなんだよ。つっても、暫く会ってなくて、

4月にアイツが塾に入って来て俺ら久しぶりに再会したわけ。

今はアイツの近所に住んでんだよ。だから、さっきも送って行っただけ」



そう淡々と答える浩介。

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