幸運の器~Another Stories~
悠斗は、それからも何かと僕に声をかけてくるようになった。

気づくと僕と悠斗はいつも一緒にいる。

周りのみんなも、それが自然のことのように受け入れていた。

そして、いつの間にか僕の周りも人であふれている。

僕はお父さんがいったように、学校が楽しくなった。

でも、同時にとても怖かった。

こんなに幸せでいいのかな?

こんなに満ち足りた気分になれていいのかな?
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