愛の療法
「啓介くん。僕じゃあパパにはなれませんよ。」
そう言って先生は優しく微笑むと啓介の頭を撫でた。



私はほっとしたと同時に悲しくもなった。







啓介がいなかったら再婚できていたのかもしれないのに・・・・。




いつしか私はそう思うようになっていた。
< 20 / 85 >

この作品をシェア

pagetop