愛の療法
結局その日は気まずくてぎこちない会話しかできなかった。
先生はずっと何かを考えこんでいるようだったし・・・。



私の頭の中にはそのことばっかりがぐるぐるしていた。


もしかして・・・
啓介の喘息が悪化したとか・・・!?
それとも・・・
私何かいけないことしちゃったのかな?


どうなんだろう・・・・・



そればかりが気になって夜もなかなか寝付けなかった。




そして私のその心配が現実のものになろうとは・・・・知るよしもなかった――・・・。








悲劇は起こった。






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