愛の療法
今日は啓介と一緒に買い物に行く約束をしていた。

夕方、啓介が帰ってくると近くのスーパーへと向かった。


いつもの道を歩いていると突然啓介の足が止まった。
「啓介?どうしたの?」

私がそう聞いても啓介は向こうの道をずっと見ているままだ。






「あれ・・・先生だ・・・・。」





そうつぶやくと啓介はいきなり走り出した。



「啓介っ!!!どこ行くのっ!?」




私も急いで追いかけた。
すると啓介は向こうの歩道を渡っている人の元へ駆けて行った。
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