愛の療法
でもいざ向かい合って座ると何から話していいのかわからなくなって私達は黙っていた。

啓介も先生の服の裾を掴んで寝てしまっている。




「あの・・・。」
先に沈黙を破ったのは先生の方だった。

「はい・・?」






「すいませんでした。」
先生は私に頭を下げた。



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