愛の療法
私がやっと泣き止んだ頃はもうお昼を回っていた。
「これから僕は昼休みなのですが、よかったら3人で一緒に食事でもどうですか?」

私が答えるより早く啓介が言った。
「行くっ!!おこさまランチ食べる!」
嬉しそうに笑う啓介を見ると私は断ることができなかった。




そして3人で近くのレストランに入った。


・・・周りから見たら・・・家族に見えるんだろうな・・・。



私はそう思ってうつむいた。
< 8 / 85 >

この作品をシェア

pagetop