私と××しませんか!?
―2
そんなこんなでクソめんどくさい入学式を終え
下校途中。
帰ったらやりかけのゲームをやろうと思いながら
角を曲がったら・・・
ドンッ
すごい勢いで何かがつっこんできて
危うくバランスを崩すところだった。
何事だと思い
痛みのした所を見たらそれは小柄の女の子。
―――っていうか、朝のパンチラ美少女じゃないか
「あ、すみません」
こちらがぼーっとしていたからか
彼女が不安そうに謝った。
「いや、こっちも悪い」
「その制服・・・もしかして先輩ですか?」
「ああ、説明は聞いただろうけどネクタイやリボンの色が黒は3年、青は2年、赤が1年だ。で、俺は青だからお前の一個上だな。まぁ、そんなにかたくなんなって」
「あぁ、すみません。詳しく説明ありがとうございます」
ぺこり、という効果音が付きそうなお辞儀をされた。
彼女は何か困ったような表情を浮かべているように見えた
困ったことがあるなら相談に乗ってあげたい、という下心・・または先輩らしいことをしようとしたのが間違いだったのか・・・
ほんの数秒前の出来事を俺はすごく後悔している。
「どうした?」
後悔getしました。
(数秒で運命って変わるんだな・・・。)
(あぁ、でもこの運命回避をできる道はなかったような気もする。)