私と××しませんか!?


―2


そんなこんなでクソめんどくさい入学式を終え

下校途中。

帰ったらやりかけのゲームをやろうと思いながら

角を曲がったら・・・


ドンッ

すごい勢いで何かがつっこんできて

危うくバランスを崩すところだった。


何事だと思い

痛みのした所を見たらそれは小柄の女の子。


―――っていうか、朝のパンチラ美少女じゃないか



「あ、すみません」

こちらがぼーっとしていたからか

彼女が不安そうに謝った。

「いや、こっちも悪い」

「その制服・・・もしかして先輩ですか?」

「ああ、説明は聞いただろうけどネクタイやリボンの色が黒は3年、青は2年、赤が1年だ。で、俺は青だからお前の一個上だな。まぁ、そんなにかたくなんなって」

「あぁ、すみません。詳しく説明ありがとうございます」

ぺこり、という効果音が付きそうなお辞儀をされた。

彼女は何か困ったような表情を浮かべているように見えた

困ったことがあるなら相談に乗ってあげたい、という下心・・または先輩らしいことをしようとしたのが間違いだったのか・・・

ほんの数秒前の出来事を俺はすごく後悔している。


「どうした?」




後悔getしました。

(数秒で運命って変わるんだな・・・。)
(あぁ、でもこの運命回避をできる道はなかったような気もする。)
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop