私と××しませんか!?
―5
「高須先輩・・私・・・」
ああ、彼女から今玉砕の返事を聞かされそうだ。
まぁ最後にいい夢見れてよかったじゃねぇか。
「私と青春しませんか!?」
「は・・・?」
「まぁ、詳しくは明日・・。放課後、体育館裏で待ってますから」
そう言って恥ずかしそうにその場を駆け抜けていく彼女
―――三科桜。
口で少し呟いてから、俺は身体が熱くなる思いだった。
明日、という期待は
本当に期待していいのか・・・?
この出会いは、必然か偶然か。
考えても仕方ねぇけど、
彼女との出会いは嫌じゃなかった。
むしろその逆、これからの未来を・・・
期待してしまいそうなくらい!
期待getしました。
(なんだって体育館裏かね・・・)
(おもしろい奴だな。)