青春時計
「そっかあ―ぢゃあ沙羅に見てもらうね」

「うん!!」

沙羅はいつも寝坊で5分くらい遅れる

だけどそんなところも可愛い沙羅

「ごめ―ん奈々、紗菜あ―!!!」

正面からあわてて走ってくる沙羅

これはもう許すしかない

なんというか・・・

本当に可愛い

「いいよ―」

「それよか,沙羅あ…コレ告白の内容考えたんだけど、読んでみて!!」

奈々はさっきあたしに見せた手紙を沙羅に読んでもらった

沙羅は少し手紙を眺めてから

「うん♪奈々のぶっきらっぼうだけどストレートな思いがすっごいよく伝わってる―!!
コレなら大丈夫だよ」

沙羅はあたしと同じことを考えていた

あたしは奏太のこと諦めたつもりだけど

やっぱり,心から「頑張って」とは言えなかった

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