青春時計
元々家は転勤族で

小学校の頃も3回転校した

だけど

明るい性格のせいか

友達はすぐに出来ていた

少し不安だけど

中学生では転校しない(つもりだ)から

おもいっきり

中学校生活を楽しむぞ!!



そんなことを考えながら

歩きなれていない新しい通学路に

中学校の規定のかばんを背負って

一人で学校へ向かった

もちろん,まだ

一緒に学校へ行く友達は居ない


少し前に中学校まで試しに歩いてみたから

道は覚えていた

「中学校って部活とかあるんだょねえ-

楽しみだなあ-何の部活入ろうかな?」


あたしは楽しい中学校生活を想像して

ニタニタ一人で笑っていた

多分他人から見たらただの変人だろう

ドンッ--


「いったあ――っ」

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