青春時計
「あ...うん。ぢゃあ今読んで?」

「わかった」

ガサッ

読み始めてからほんの少しだけど

奏太のほっぺたがほんのり赤く染まった気がした

「返事―・・・明日でいい?」

「う、うん!!へ、返事なんていつでもいいから!!」

二人とも…なんかお似合いだった

ただ二人で立ってるだけなのに

あたしもその場に居たのに・・・

なんだか二人だけの世界のようで

あたしなんか場違いな感じで――

逃げ出したくなった

二人の照れくさそうな顔を見たくなかった


あたしは奈々と奏太は付き合うことになる気がする――



















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