青春時計
あたしは「うん」と返した

「じゃ,俺達先行くわ。またな紗菜!!」

「あ、ちょっと…!!」

あたしの声は少年に届くことなく

一緒に居た友達とまた走って行ってしまった

そのとき少年の友達の声がかすかに聞こえた


「奏太は相変わらず女が好きなんだな」

「まあねぇ―」



さっきの人,奏太っていうんだ♪


あたしはなぜか

中学校でものすごい楽しいことが

待っている気がして

スキップで学校に向かった



















コレが笹部 奏太(ササベ ソウタ)


奏ちゃんとの出会いだった

< 4 / 72 >

この作品をシェア

pagetop