青春時計
自転車をこぐこと10分

ショッピングセンターに着いた



「奈々はやっぱりコレでしょ~♪」

沙羅が奈々の浴衣をえらんでる


あたしは―・・・

疲れた

浴衣はここだけでも

たくさん種類があって目がくらむ・・・

おまけにセンスのないあたしにはここから自分に似合う浴衣を探すには

何日あっても足りない

あたしは肩を落としてぼーっと沙羅たちを遠くから見ていた





「お客様?」



「あっ!!はい!!??」

いきなり店員さんに話かけられた

「浴衣をお探しですか?」


「あ~はい・・・」


「それでしたら、お客様にぴったりのがございますよ」

店員さんは満面の笑みであたしに微笑みかけた

「本当ですか!!??」

あたしは目をまるくして店員さんを見た

「ええ、こちらへどうぞ」

あたしは言われるばかりに店員さんについていった




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