青春時計
取り残されたあたし・・・

「はあ~海斗くん早くこないかな?」


それより・・・手ちゃんと繋げるかなあ?

海斗くんが誘ってくれなかったら

あたしから言うべきなのかな?

でも―あたしもそんな勇気ないし!!

でも―沙羅と奈々に宣言しちゃったし・・・

どーしよお・・・

「菜?~紗菜っ!!」

「あっ海斗くん!!!」

色々考えてるうちに海斗くんはあたしの前に来ていた

「待たせてごめんなあ?」

「全然いいよ♪」

「ぢゃ、行きますか!!」

そういって海斗くんはあたしに手を差し伸べてくれた


「え!!??」

あたしは海斗くんの意外な行動に驚いて思わず声がでてしまった

「あ、れ?手―・・・繋ぐの嫌?」

不安そうな海斗くん

「ぜ、全然!!う、嬉しいよ♪すっごく」

そう言うと海斗くんは笑顔でもう一度手を出してくれた

あたしはその手をぎゅっと握り返した



あたし、今日の目標すでに果たしちゃった!!??

て言うか海斗くんって積極的ぢゃん!!??
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