青春時計
か、帰りたい・・・

今すぐこの場から退散したいよお

「沙羅知ってるの?ほんとは花火大会の日、
紗菜たちキスしてたんだよ!!??」


な、なんですと―!!??

「ほんとなの紗菜!!??」

大きな瞳をさらに開いている沙羅

「あ~う、うん。」

こんなところでバレるなんて。。。

最悪

「なんで言ってくれなかったのさあ!!」

ちょっとキレぎみな沙羅

「あ、ごめんね。恥ずかしくて」

なんてあいまいな嘘


「沙羅、そんなこともわからないの?」

「何よ。そんなことって」


「だからあ~紗菜はあたしに気を使って
キスしたこといえなかったんだよ。
ね?紗菜、そうでしょ?」

「えーっと、あ~うん」

う...沙羅と目が合わせられない・・・


「そーだったの紗菜?」

悲しそうな沙羅の声
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