どうしてしなきゃいけないの?
夜。
日本随一の歓楽街は、賑わいを見せる。
僕は勇気を振り絞って、この歓楽街を一人で歩く。
怖そうな人たちに絡まれたら、ある意味そこでゲームオーバー。
でも、僕は自分を試してみたかった。
僕の本能と、僕の理性を。
キラキラと輝く看板。
派手なドレスを着た女性に、ちょっと厳ついスーツを着た男性の姿がちらほら。
都会に住む人間の欲望が、ここには美しい姿にその身を変えて、
僕たちに遊ぶ理由を与えてくれる。
夜とは思えないほど明るくネオンが輝く道沿いには、
ありとあらゆるお店が並んでいた。
サービス内容もそれぞれ違う。
その多種多様さに、僕はある意味感心してしまった。