One Love

「そうよ、さゆ。
あんたも彼氏作りなさい♪」

は??

「高田さんの息子??
やだ~~」


「なんで~~??」


んー、

「超なんとなく。」

高田さんも
ママも爆笑。


「ほらっ、
こんな事してる間に
団体さん来ちゃうよ!!」


7時25分

ガラガラ~

「こんばんは~
予約してた原口ですけど」
ドアから
顔だけ出したのは
優しそうな中年のおじさん。


原口って団体さんだ。


「団体様で
ご予約ですよね??」

あたしが聞く。

「そうです。
もう入って大丈夫ですか??」

「はい、
お部屋へお通ししますね。」

原口さんは
ドアを大きく開いて

もう大丈夫って~

と、言ったのと
ほぼ同時に

大勢の男女が
入ってきた。

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