One Love
あ。

「やばい!!!チャイム!!売店~~~」

授業うけるのだるいなぁ・・・

次、現国だったな
左分けハゲじゃん。

「サボろ。」

「サボるの~??さえこもサボる~~~♪」

あたし達は
ジュースとお菓子を買うために、
とりあえず売店に向かった。

「あら、さえこちゃんとさゆちゃんじゃない。
授業は??」

「左分けハゲだから
サボりなの~~~♪」

「島崎先生ね。
次からはちゃんと受けるのよ~。
はい、267円になりまぁす。」

「はいはーい!じゃあまた来るね♪」

めっちゃ仲良しじゃん。


てか何で、
左分けハゲでわかんの??

あたし達は
屋上まで頑張って
階段を上がっていった。

「空きれ~~~♪
夏の匂いがする!!」

「夏の匂い??
さえこ、鼻良いんだね笑」
犬みたい・・笑

「動物みたいな言い方しないでよ~!!」

何か嬉しそうなんだけど。
「あ、今日さゆバイトない?さえこの家行こうよ♪」

え~さえこの家~~??

「バイトはないけど~~さえこの家遠いもん。やだ。」

さえこはぷく~~~っと
ほっぺを膨らます。

「いいじゃん!!送ってくからさ♪」

「え、本当???じゃあ行く♪でも、何で??」

さえこの家は
すっごい大きい。
           お父さんが大きい会社の
社長で、
お母さんがその副社長なんだって。

「うちでナチュラルメイク極めようよ♪」

えぇ~~~

「やっぱ行かない。めんどい!!!」

「そんな事言わずにさぁ~~!!
MacとかDiorとかいろいろ揃ってるよ~~♪」

ん~~~・・・

「暇だからいいか・・。
行くよ。」

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