One Love

「マキさん
何時上がりですか??」


「6時だよー
今日は彼氏と
デートなんだあ♪」


とても嬉しそうに話す。


「よかったですね~」


マキさんと話してると
あたしもつられて
笑顔になる。


あたしは
店の奥へ入り
エプロンを着て
ホールに出る。


ピンポーン♪

5番テーブルだ。


「お待たせしました。
ご注文をどうぞー」


そこに座っていたのは
優しそうなお母さんと
3歳くらいの
かわいい女の子。


「お子様セットと
ドリンクバーと
マカロニグラタンを
1つずつお願いします。」


女の子は
目をキラキラさせて
注文を聞いている。


「ご注文を繰り返します。
お子様セットをお1つ。
マカロニグラタンをお1つ。

ドリンクバーをお1つ。
以上でよろしいですか??」


「はあーーい!!」


女の子は
大きく両手を挙げて
返事をした。


かわいいなあ。


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