もう1度…。




「…どういう事?」









持っていた携帯が床に落ちた。



画面は1人の女の子のメール。




タイトルは4年記念日で内容はデコメで色鮮やかになっていた。




メールで初めて知った。














正尚が浮気なんて…思ってもみなかった。




だって正尚は土日でも平日でもあたしと遊んだり家で会ったり…浮気なんて疑う様なことなんて1度もしなかった。












あたしは震える手で携帯を掴んだ。


そしてメールをみた。



――――――――――

正尚とは付き合って
もう4年が経ったね。


正尚大好きだよ。

これからもよろしくね。

――――――――――




なんでだろ…


こんなメールを見ても涙も出ない。



送信者を見た。















「…え…嘘でしょ………嫌」











送信者は〈朝海〉。



あたしの名前…麻実と一緒の名前だった。


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