僕たちのこと

†まだ、女子高生†

ユキは、だんだん学校へ行かなくなっていった。
引きこもっているわけではない。
ちゃんといつもの時間に制服を着て
いつものバスに乗りいつもの場所で降りる。
行き先がパチンコ屋になっただけだ。


バイトには休まずちゃんと行っていた。
そこには「居場所」があった。
小さな店で、家族のように接してくれるオカミさんが好きだった。
店員も客も、ママ って呼んでたんだ。


パチンコ屋は「ひとり」でいる感じがしなかった。
…というよりも、何も考えないには丁度良い場所だったんだ。
勝ったお金は、ブランド物と携帯電話代に消えていた。
それなりに当時の「最近の若い子」だったからね。



そのころから…



「まい」の存在が確認できている。
まいちゃんのことは、また後ほど。
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