僕たちのこと
もうガマンの限界と店を辞める決意をしたのはユキ。
しかし店側が聞き入れてくれない。
(安月給で働かせてるんだもん。そりゃそうだ)
何時間か言い合った結果…



店側がキレた



突然怒鳴りだし
テーブルを殴った支配人が言った言葉は



「辞めるんなら50万持ってこいやこのチビスケが!!!!!!!」


18歳になったばかりのユキに待ち受けていたのは…借金。
泣きながら消費者金融のカードを作った。
あまりの理不尽さにすら勝てないのが悔しかった。
でも、売り飛ばされるのと50万払うのどっちが良いって
そりゃ借金した方がマシだ。



「警察に言ったら分かってんだろうな。オマエが年少行きだぞ」
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