僕たちのこと
好む服装や髪型が、僕は、ユキやまいとは違うから
ちょっと苦労することもあるけど
僕である時の記憶はユキにもちゃんとあるから
そんなに迷惑はかけてないと思うよ。


好みのタイプは、どこか幼いようなオンナノコ。


昔ね、毎日同じ電車に乗っていた頃にさ、
告白されたことがあるんだ。
僕は彼女にやさしくしたよ。
僕でいられる時間は、そう長く続かないから
彼女と付き合う事は出来なかったけどね。



僕の役割は、思考や分析だから、
生活はしないんだ。



こうして文章を書くのも僕の役目だけど
学校へ行ったり仕事へ行ったりするのは僕のすることではないからね。


僕が仕事を決めて
僕が面接に行ったなら
僕が仕事をすることも可能かもしれないけどね。
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