恋日記
「あ!!!」


「なにっ!?
声でかい馬鹿!!」


「わぅっ…!
もう!いや桜さんあのですね、
忍くんのこと忘れてません?」


「あぁ!すっかり忘れてた」



最悪だなこの2人。



「むぅ…」



どうしようか。

まず何の話によるかだよね。

告白!?

でもそりゃあないんだよねきっと。

だって話したことないんだし。

真剣にかんがえていると、



「告白?」


「いやいや桜さん。
考えましょうよ。
あたしは話したことも同クラになったことも
無いんですよ。
そして何よりこの容姿。分かります?
Do you understand?」


「そうよね。普通に考えて。
スタイルはいいけどエブリデイ変顔じゃねぇ…」


「エブリデイ変顔っ!?」


「さっきも変顔してたじゃない。
真剣に変顔してたじゃん」


……。


最悪ですよねこの人。

きっとさっき真剣に考えてたときのこといってるよね。

超真剣に変顔なんてしてないわよ。

超真剣に考えてたのよ。



「そこー変顔なんかしないで早く教室に入りなさーい。
チャイムなるわよー」


「んなっ…!!!!!」



せっ…


先生までも…!!!


しかも真顔。

真顔!!!


「ぎゃははははは!!
真顔で言われてるよ!!!」


桜は爆笑。


先生真顔。


なんなんだ。
あたしの周り居る人はこんなんしかいないのかい!!!


くそう…


傷つきすぎてこれ以上何も言われたくなかったので素直に教室へいった。


その間桜は終始がはがは笑っていた。


失礼だなこの女はよ。


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