闇の中に



帰り道

ようやく、一人になれた

あっ、二人になれた


いつもお喋りな希菜が今日は一言も発さない


その横顔は何か深く考えてるように見えた


「希菜?」


『…………』


「どうしたの!?暗い顔して?」


『友果………』


「んっ?」


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