闇の中に
「いや…」
『友果?』
「そんなの嫌に決まってるじゃん!!!こんな世界壊したい!!だいっきらい」
『友果……………』
涙で上手く希菜の顔が見えない
『わかりました』
「わかりましたって?
この世界でも壊してくれる気なの!?無理だよね……。あはは」
『友果が嫌な世界は私も嫌です!!!』
希菜が拳を握り叫んだ
「希菜………」
『私があなたを幸せにします』
幸せ?
今の私に幸せをくれる人なんていない
適当な事ばっかりだ―――
『絶対にしてみせます』