闇の中に



着替えるためにベッドから起きた



背中にはまだぴったりと睡魔がくっついている



私は背中にあるものに耐えながら用意を進める




髪、時間割り、服装、忘れ物はない


よし!
玄関へ行き笑っている家に向かって「行ってきます」
と挨拶をし家…安らげる場所を出た



静かな通学路


何て言うか
今日はきれいな朝だな

雲一つない白いキャンバスに青色の絵の具を一気に塗ったような綺麗な青色で手をひたしたくなった


こんな事を考えてられるのも今のうち―――



ほら、もう学校だ



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