闇の中に
選択
桃を………殺す?
私の手で……………?
「アハ、フフ………」
『友果……………』
私の瞳から大粒の涙がボロボロ出てきて落ちていく
「出来ない……」
『……………』
「私には出来ないっ!!!!!」
「たった3日間しか一緒に居なかったけど桃は私にとってかけがえのない存在になってるの!!!!」
『…………』
希菜はうつむいたまま
「そんな人を殺す?無理!!!!出来ないよっ!!!!」
『じゃあ、あなたにとって地獄のようなあの世界に帰りますか?』