闇の中に
その時も何時もなら誰かが声をかけてくれなかったっけ?
無性に悲しくなった……
教室のドアを開けると私の顔面めがけて黒板消しが飛んできた
「うっ!!!!!」
私の顔に長方形の形をしたチョークの粉の後がついた
『あ、ごっめーん!!手が滑っちゃった!!大丈夫ー?キャハハハ!!!!』
『梨緒は悪くないよ!あんなとこに立ってる横山が悪いんだって!!』
『あっ!!そっか!!』
私は制服の袖で顔をふき席についた