最強彼女

-夏波side-

洸哉モテるんだなぁ…。


教室じゃ周りの女子の視線が痛いのと、黄色い声がうるさいので、まともに話が出来ない。入学式で早速ファン出来たって感じ。


そんなことよりヤバい…。


つい、洸哉と世間話しちゃった…。


うっ…胡桃見てるし。


あからさまに胡桃の目が[早くして!!]って言ってるし。


話切り出さなきゃ…。


思い切って話を切り出そうと、洸哉の耳に近づくために、背伸びをすると洸哉は意地悪に逆に背伸びをした。


『もぉー』


でも、話を切り出すと意外とスムーズに色々教えてもらえた。


(洸哉と悠希クンは付き合いが長そう。なんか私と胡桃みたい…。)


一通り話が終わると…洸哉が胡桃がこっちを見てることに気が付いた。


「悠希はいい奴だし、気が向いたら紹介する。じゃな。」


あっ…行っちゃった。

胡桃にこの事報告しなきゃ…


私は胡桃の元に向かった。


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