最強彼女
夏波が相澤に呼ばれて帰ろうとした。


「あっ…洸哉また明日ね!!ばいばい☆」


『あっ…夏波…』


「何???」


夏波と俺、特待生だから部屋隣なんだけど(ちなみに悠希も特待だから同じ階。俺の隣だ。)教えた方がいいのか???


それに、相澤も特待らしいから同じ階???
って事は、相澤…悠希と同じ階か。


(おもしれぇ事になってんじゃん…)


いずれ分かる事だし…夏波も急いでるっぽいし…


(まぁいっか)


『あっ…いや…やっぱいいや…』


「???いいの???」


夏波は不思議そうな顔をしながらも、相澤の元に走っていった。


『さぁてと、俺は寮に行って荷物整理でもすっか…』


俺はバッグを掴み教室を出ようとした。


ガラガラ…


「洸哉…」


『っ!!!』


「もぉーおせぇし!!」


悠希が頬っぺを膨らませている。


『なんだよ悠希!!いきなり出てくんな!!びっくりすんだろ!!』


あー、びっくりした。それに悠希がめったに出さないような暗い声で話かけてくるから、余計にびっくりした…。


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