最強彼女

-夏波side-

私は待ち合わせ場所の駅に着いた。


『まだ来てないなぁ』


朝のラッシュも終わり、落ち着いてきた駅を行き交う人を見て待っていた。


「かっなみぃ☆」


私は声のしたほうに視線を移した。


『胡桃!!!おはぁ☆』


「おはっ☆って今日夏波早いねっ!!!てか、夏波可愛いー!!!」


『ありがとっ!!胡桃も髪色いいじゃんっ!!!』


「そー???ありがとっ!!!アタシどっか変じゃない???おかしくない???」


朝からテンションMAXで走ってきたのは


相澤 胡桃(アイザワ クルミ)。


私の小学校からの大親友。


胡桃は水泳が凄くて、この学校にも特待で入学した。


私達が通うこの高校には、特待制度があり、勉強では入試の時の成績が男子1位の子と女子1の子が特待生として入学する。


スポーツ推薦で来た人も特待生になる。


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