最強彼女
着いた------。


入試で来たときも思ったけど…。


広い…。


パンフで見たときも感動したけど、学校説明会来たときは本当に入りたいって思ったっけ…。


今も感動してるけど…。


校門を入って昇降口に向かう。


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「お名前をどうぞ」


先輩と思われる可愛い女の子が笑顔で受付してくれる。


『あっ…志那野夏波です。えっと…こっち「相澤胡桃ですっ!!」』


私が言い終わる前に胡桃が言う。


「志那野さんに…相澤さん…」


何やら資料とにらめっこしている受付の先輩。


「あっ…!!!2人とも特待生ねっ!!!入学式おめでとう!!!」


と先輩が笑顔で言う。


「先生!!特待生の女の子達が来ましたよー」


先輩が叫んだ。


周りがザワつく。


(うっ…はずかしい)


「おはよう。君たちが特待生の子だね。入学おめでとう。」


先生らしき、爽やか体育会系で20代くらいの男の人が、これまた爽やか笑顔で言った。


『あっ…はい。ありがとうございます。』


「まぁそんなに固くなるな!!!これ、特待生の奴がつけるやつ。ブレザーの襟につけといて!!」


先生はそういうと私達にバッジを渡した。
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