クロッカーの金庫










「…………なるほどね。僕が開けるとはそういう意味か」

『分かったかしら?』

「これは僕しか開けられないな」



口づけを交わした瞬間、王子様の首に下げられていたクロッカーの金庫が強い光を放ち、二人を包み込みました。
二人は突然のことに驚くが、次の瞬間二人の頭の中に何かが流れ込むように入ってきたのです。
テレビ映像みたいに頭の中に流れてきたのは誰かの思い出でした。





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