お姫様は最強ヤンキー




「んぅ・・・なんや俺は今睡眠中なんやで・・・起こすな・・・。」


そういってスヤスヤと寝始める男。
はいはい邪魔しました、おやすみなさい・・・ってイヤイヤイヤ!!



「寝るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「なんや!!?ビックリしたやないか!Hはまた後でや。」



な、なんと破廉恥な!!寝起きにそんな言葉発言するなんて!


「そうじゃなくて!アタシのケーキ食ったのアンタでしょー!!?嘘言わないで!」


「へ?ちがうんかい、紛らわしいっちゅーの・・・それに俺はケーキなんて食わへ・・・ケーキやて?」


「ケーキだよ。」


男は少し目を閉じて黙り込んだ。


なにやってんだろう?と思って顔を覗いてみると男は急に目を開けた。



「うわっ!!ビックリするじゃない!」


「すまんすまんって俺が謝るところちゃうやん!」


「黙れ!」


「ッチ!」




・・・アタシ初対面の人でこんなに言い争ったことない・・・。なんなのこの人。




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