お姫様は最強ヤンキー




まさかのまさかだ。はっ、ありえないでしょ?うん、ありえないって。
ついに校門の前に来た。輝が右手を上げた。



「何してんの、輝」

「まぁ見ててや」



      ガチャ




メルちゃんが開いた。それも自動でだよ。

まさか輝専用の車!?お、お坊ちゃまだったのか!?

でも何であたしが来なきゃならないわけ?ま、まさか・・・誘拐!!!



「美衣娑~はよ乗らんかぁ~それとも乗せてほしいんか?」


「帰ります。ケーキはいいです」



早く立ち去らないと、とんでもない事になる気がする・・・。


この車に乗ったらあたしはどうなるんだろう・・・。



「何言うとるんや?ケーキ返して欲しいんやろ?だったらこの車に乗らんと」


「いいえ。結構です、誘拐犯めぇ!!!」



あたしはいう事を言って校舎の中に戻っていった。

輝がなんか言ってたけど無視した。だって言ったたもん!





ママが知らない人の車に絶対乗っちゃダメよ☆って!!




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