お姫様は最強ヤンキー
あーもー!!
早く奏来ないかなぁ~・・・もう暇で暇でしょうがな~い!!
・・・そうだ。
この建物内なら出歩いてもOKでしょ。
「和磨建物内にちゃんと居るからさ、1階に降りていい?」
「ん~・・・だめだよ」
「・・・ヤダ」
「え・・・やだって言われても・・・」
アタシの我儘に和磨は困った顔をして苦笑する。
「嫌だ!」
「・・・負けたよ。いいよ、ここの中なら」
「サンキュッ♪」
バンザイ!
BANZAI♪
自由の身だ。よし!
「ほんじゃ、行ってくるぜ!!」
「はいはい」
「きぃつけてな!」
あたしはルンルンオーラを思いっきり全開にしながら、部屋を後にした。