お姫様は最強ヤンキー





「はぁはぁ・・・」






「・・・どうした、もう終わりか?つまんないよ」




「・・・降参だ・・・くっ!!」




男は苦痛に顔を歪めた。だいぶ息が荒い。


「・・・降参?はっ・・・笑わせんな・・・。」




女は眉を寄せたあと微笑んだ。男が面白いことを言ったわけではない。
女は現実に笑ったのだ。


意味が分からないと思う者もいるだろう。女も自分がどうして笑っているのか自分でさえ分からない。



            バコッ





鈍い音が暗闇に響いた。男は気絶していた



「ここのチームも大した事ねぇな。」




低い声が宙を漂う。






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